児玉暁洋著

小さきは小さきままに(写真)

清沢満之に学ぶ

〈現代を真宗に生きる〉
定価 2600円+税
遙か二千五百年の昔、ギリシャのデルフォイの神殿に掲げられていた「汝自身を知れ」という呼びかけに応答して、「自己とは何ぞや。是れ人生の根本的問題なり」という問いを立て、その課題を釈尊と親鸞にぶつけて、他力信仰の実践に生き切った清沢満之。
―清沢満之の門下生であった暁烏敏師のもとで満之と出遇い、満之の課題を、その生き方を自らの課題として歩んで来た著者の「清沢満之」論究の集大成! 清沢満之没後百年記念出版

●著者・本文より
 清沢満之は、近代ヨーロッパ文明の衝撃をしっかりと受けとめて、私達が宗祖親鸞聖人と直接に対面することのできる「場」を開いて下さった。そして、そのことによって、浄土真宗の教法が、まさしく「大乗の仏道」であることを明らかにするという責任を、現在に生きる私達に託されているのであります。
 私は、宗祖親鸞聖人の「真宗」(真実の宗教)の名告りに耳を澄まし、「仏教者よ、自重せよ」という清沢満之の励ましの声を聞きつつ、自らの無知無能を告白するとともに、如来の本願力に乗托して、この大いなる責任を果たし遂げて参り
たいと存じます。
〈著者略歴・児玉 暁洋〉