青木愛子/長井博著

『アイヌお産ばあちゃんのウパシクマ』

〈伝承の知恵の記録〉 A5判並製・264頁 定価2000円+税

 
 本書は十年に渡って愛子の施療の実際を見て、その言葉の一つ一つを丹念に記録した、
 アイヌの信仰と文化の実態に迫る伝承の知恵の書


赤ちゃんは喜びながら生まれてくる
青木愛子はアイヌコタンに代々続いた産婆の家に生まれ、
古代から継承されて来た産婆術、診察・治療のための特殊な掌、
薬草、整体手技、あるいはシャーマンとしての技量をも駆使して、
地域住民の心身の健康の守り役、相談役として活躍した。
人の生命守るってことは銭かねでないんだ
ほんとの愛なんだから
ほんとの愛なればこそ
どんなに難産でも
みんな無事にやってこれたんだから

熱のひどい時はミミズさ
ハボのしたようにミミズ掘るってことになれば
涙こぼしながら掘るんだよ
生きているものに申し訳ないって泣きながら


 第一部・赤ちゃんは喜びながら生まれてくる

伝来の産婆術および薬草・手技等の豊富な治療体験を語り、
そのコツと心のあり方を明かす。

 第二部・カムイから伝えられたもの

先祖を尋ね、シャーマンとしての生い立ち、人となりの秘密をさぐる。

妊娠中に出逢ったこの本ですが、神秘的な青木愛子さんの語ることばに魅せられ、一気に読んでしまいました。特に「胎児は喜びながら生まれてくる」というあたりは、出産を目の前に控えた私にとって、本当に心の励みになるものでした。
そして、一回読み終えただけでは足りず、もう一度明け方まで読みふけったその日、驚くほどの安産で次女を出産いたしました!
  (広島県・中本さん)

読み終えて、今までも、そして、これからも、変わることのない大切な、一番大切な“何か”がここにあるのではないかと思いました。心が揺れました。
都会で育った私には、同じことはできなくても、でも、自分の中にそれらのことを生かして、心の中に持ち続けていきたいと思っています。
  
(京都府・西村さん)

例えば大災害が起こって取るものも取りあえず逃げるようなとき、この本と植物図鑑は必要だな、と感じた。生きるために必要な書物は、実際あまりない。この本にある植物がその時点で生き残っているかは別問題として。
 
(岩手県・佐藤さん)

私も人間を治療させていただいている一人として、生命の根源に触れる思いの書であった。
 (徳島県・太田さん)

<以下のホームページでも本書と青木愛子さんのことが紹介されています>
●ぐるぐる通信 青木愛子ババの一周忌に思う 札幌 みかみめぐる
 http://www.comco.ne.jp/~micabox/grugru/aiko1.html

●『マタニティ・ムーン/人間が生まれるということ』
  http://www.babycom.gr.jp/birth/colum/moon6.html
  (マタニティ・コーディネーター きくちさかえ)

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