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第43回ボローニャ国際児童図書展に出展されます。


パティ・クリスティナ・ウィリス著
腰本文子訳

『星の降る村』

A5判上製・160頁カラー 定価1800円+税
とある村に、行き着いた二人の旅人「大きいほう」と「小さいほう」は、とっても古いすてきな家に一目惚れ! そこに住むことにした旅人たちが出会った世界は?
白くて不思議な猫・エンジェルと旅人たちとの交流、村の住人や動物たちとの交流を通して、探し求めているものは何なのか、考えさせられる。
著者の独特な絵と、すてきな描写をお楽しみ下さい。
朝日新聞2005.6.22 共生することの大切さを感じてほしい
北陸中日新聞2005.6.19 想像の中に事実がある気がするんです
読売新聞2005.6.19 実生活に基づくファンタジー小説!
クーヨン2005.9月号 自然の時間に暮らす
「星の降る村」は物語の内容も文章も絵も大変美しくて、魅力いっぱいの本です。
 このようなすばらしい本に出会えて、私はとても幸せな気持ちになりました。
 二人の旅人が自然の豊かな村に住むようになり、村人や動物たちと出会って、さまざまな体験をしますが、ひとつひとつが想像力をかきたてる不思議なストーリーに紡がれていく過程に、心底感動しました。
 ムササビのおばあさんとエンジェルとのお話、エンジェルとレオの恋物語、クマが救われるお話、スター家の工房のことなど、楽しくこころにしみるエピソードの連続です。
 動物たちの個性の印象的なことと同時に、二人の旅人を含め村人たちの人間描写がさりげなく、しかも存在感にあふれる描き方をされています。風刺も効いています。
 マウンテンナイルさんにも惹かれました。
 深い内容が詰め込まれていると思いますので、繰り返し読んで楽しみたいと考えています。
                     (Amazon “TOMO”さんのコメントより)

   (本文挿絵より)

不思議な世界に引き込まれる様な物語でした。実在する現実の世界から、夢、空想、自然の匂い、色、エンジェルの考え方などが絹織物のように織りなされ、平面から空間、異次元へと広がるような感じを持ちました。今日は当直で仕事をしようと思っていましたが、一気に読み終えてしまいました。                    (K・Kさん)

物語も絵も文章も本当に美しくて、魅力いっぱいの素敵なご本ですね。このようなすばらしい本に出会えて私はとても幸せな気持ちになり、本の大好きなお友達にプレゼントしたくなりました。深い内容が詰め込まれていると思いますので、また読み返して楽しませていただきます。                          (M・Kさん)

「星の降る村」は正に宮沢賢治の世界です。動物も人間も地球を住処とした同じ仲間として描かれ優しさが溢れています。
リズムがあり話が面白くあっと云う間に読み終えてしまいました。大人になって忘れていたワクワクする懐かしい感覚がよみがえってきました。きっと子供に読み聞かせれば目を輝かせて聞いてくれること間違いなしと思います。
         (Amazon “昔子供だったおばあちゃん、コバ”さんのコメントより)


著者のパティさん(劇作家)と、その相棒メアリーさん(音楽家)による、音楽と朗読(演劇)のイベントが行われます。
また、出張公演もされていますので、ご興味のある方は、樹心社(tel 042-577-2778)までお問い合わせ下さい。

道 案 内(星の降る村/第一章より)
もしも、エンジェルの家に行きたいなら、ディープバレーから山ぞいの道に入り、点在する三つの温泉を横目で見ながら、曲がりくねった田んぼの中の一本道をえんえんと進んでいかなくてはならない。
やがて、右に折れる道と、《星の工房 》という看板のある工場らしき建物が見つかるだろう。そこからは急なのぼり坂が続くが、もうこれ以上歩けないと思うまでひたすらのぼると、ようやく崖の上に三軒並んだ民家が現れる。ふり返れば、眼下にはディープバレーの全景が広がり、今しがた歩いてきた道を目でたどることができるはずだ。
あたりの景色にもじっと目をこらしてほしい。うまくすれば、崖の上の民家(真ん中がエンジェルの家だ)の前か、崖の下に広がる田んぼ、あるいはスイレンの花咲く貯水池のほとりで、エンジェルの姿を見つけることができるかもしれない。あなたはもうエンジェルの王国に足を踏みいれているのだから。
この村には時々?悪いおじいさん?が黄色い自転車に乗ってやってくるが、彼ですら、ここがエンジェルの王国だということを知っていて、彼女の姿を見るやいなや、すごすごと退散してしまう。でもその話は、今すぐにはとても語り尽くせない別のお話だ。
《星の工房》を通りすぎるとき、もしも、煙突から細くたなびくけむりが見えたり、トントンカンカンと、何かを作っている音が聞こえたなら、あなたはものすごく運がいい。というのも、その工房ときたら、ふだんはかたく門を閉ざしていて、いつ仕事をしているのかまったくわからないからだ。
工房を経営しているのはスターさんという一家。時というものが始まって以来、ずっと、あるものを作り続けてきた一族の末裔だ。それはとてもやりがいのある仕事だったので、本家の人々だけでなく、分家の叔父さんやいとこたちも代々、この工房を手伝いにきていた。
一族の長老であるスターおじいさんは、息子が一人前になったのを機に仕事を引退したばかり。今ではぶどうとサツマイモづくりを楽しみながら、悠々自適の隠居生活を送っている。おそらく彼は、
自分の人生のすべてだった仕事の情熱をそのまま土いじりに向けたのだろう。スターおじいさんがつくるサツマイモやぶどうは本職のお百姓さん顔まけの味で、ほっぺたが落ちるほどおいしいスィートポテトやグレープジュースになると評判だった。(・・・・・続きは、本でどうぞ!)

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